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成田空港 団結小屋の撤去命令、地上権を認めず…千葉地裁(毎日新聞)

 成田国際空港会社(NAA)が三里塚芝山連合空港反対同盟を相手に、B滑走路の誘導路予定地内にある「団結小屋」(千葉県成田市天神峰)の撤去と明け渡しを求めた訴訟の判決が25日、千葉地裁であった。仲戸川隆人裁判長は「地上権が成立したとの事実は認められない」と原告側の訴えを認め、建物の撤去と土地明け渡しを命じた。

 被告側は判決言い渡し直前、仲戸川裁判長ら3人の裁判官について、交代を求める忌避の申し立てをしたが却下された。

 地裁前には判決を不服とする支援者が集まり、警備に当たる警察官とにらみ合うなど一時騒然となった。反対同盟は控訴する方針。

 団結小屋は、1966年に反対同盟が建設した鉄筋モルタル3階建ての「天神峰現地闘争本部」。B滑走路西側にあり、敷地面積約113平方メートル。当初は木造平屋建てで、後に増築された。集会や支援者が寝泊まりする活動拠点として使われ、成田闘争の象徴的な建物だったが、89年に「成田新法」で使用が禁止された。現在は鉄条網や鉄柵で囲まれ、警察官が常時警備している。

 一方、誘導路は団結小屋を避ける形で「へ」の字に湾曲し、02年の供用開始時から安全上支障があると指摘されてきた。NAAは03年末、地権者から団結小屋の敷地や畑など空港用地約1・4ヘクタールの買収を完了。反対同盟に小屋の撤去と敷地明け渡しを求め、04年3月に提訴した。

 裁判では建物の登記の有効性と地上権(建物の使用権)の有無が争点となり、NAA側は「建設当初の建物は残っておらず登記は無効。地上権も存在しない」と主張。反対同盟は「登記時の建物は現存しており、所有権は反対同盟にある」などと反論していた。【斎川瞳】

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